スポット
八重桜
道の駅こもちから徒歩で行ける名所、白井宿の八重桜をご紹介
時期
取材班が訪れたのは、4月26日。例年の見頃は、4月下旬から5月上旬です。ソメイヨシノより1ヶ月ほど遅咲きです。一般の桜よりも花を長く付けているので、少し遅めの時期でも花が残っているかもしれません。
場所
沢渡温泉からは、40分ほど。国道353号線をひたすら17号線の鯉沢バイパスまで進み、T字路を右折してすぐです。駐車場は、道の駅を利用します。道の駅の西側、裏手へ徒歩で抜けるとすぐ白井宿の通りです。
見どころ
白井宿は、今の町並みを見ると宿場町の様相ですが、本来は城下町です。すぐ横を利根川が流れ、ここから少し渋川市街方面に吾妻川が流れていて、河川を利用した物流の要所であったようです。そのため、13世紀頃から城が築かれ、1623年の廃藩までお城が使われていたそうです。道の駅から街道を500mほど進んだ右手に白井城のあともあります。
八重桜は、道の駅側の街道入口から城跡近くまで咲いています。街道は、中心に小川が流れていて、それを挟むように一方通行の道が2本あります。ゆるく左にカーブしており果てしなく続く桜並木は圧巻です。白井宿の八重桜は、関山(カンザン)という品種のようです。ソメイヨシノよりも赤が濃く、江戸時代に荒川堤から広まった関東に多い品種です。花を付けている期間が長いので、葉桜になっても花がたっぷり残っているのも特徴。桜の新葉が、ちょうど桜餅の葉と同じ色をしていて、関山の色とたいへん良くマッチしています。ちょっと美味しそうにも見えますね。
のんびりと桜の下を散策しましたら、帰りには道の駅でお買い物に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。地元農産物をはじめとする直売所も魅力的ですが、アイスクリームなどの軽食がおすすめ。道の駅の前にも八重桜が何本か植えてあるので、その近く召し上がっていただくと花見気分が味わえること間違い有りません。
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