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スポット

沢渡温泉と花の見どころ〜野反湖nozoriko

〒377-1701 群馬県吾妻郡中之条町大字入山

    シラネアオイ

    初夏に可憐な花をつけるシラネアオイをご紹介

    時期

    5月〜7月。取材班が訪れたのは、6月4日でした。標高が1500mあるので、平地と比べるとかなり肌寒く感じます。1枚羽織るものを持っていったほうが良さそうです。

    場所

    沢渡温泉からは、車で約60分ほど。温泉街から草津方面、暮坂峠を越えて、国道405号線をひたすら北上します。405号線は、11月29日頃から4月24日頃まで冬季通行止めですが、シラネアオイの時期には安全に通行できます。この通行止めのゲートを越えた辺りから少し狭く、曲がりくねった道になるのですが、素晴らしい景色が見渡せる場所などもあるので、よそ見運転にはご注意ください。ところどころ、野反湖までの残り距離を示した標識があり、なかなか到着しないもどかしさを感じつつも、到着した時の光景を見れば晴れやかな気分になること間違いありません。この最初に湖が見える場所に野反峠休憩舎があります。建物の前は、広い無料駐車場です。車はここに駐車すると便利です。

    見どころ

    駐車場の入り口に野反湖の看板があり、その下にシラネアオイ保存や整備への募金箱があります。わずかばかりですが募金してから、道を横断した先にある、八間山登山口から斜面を登っていきます。急な斜面を100mほど登ると、左に入る小道があるので案内の通りに進みます。シラネアオイは、雪が多く、亜高山で林間の日陰に咲く花です。駐車場からこの辺りまでは良く見えるのですが、この先の林へ入らないとシラネアオイを見ることはできません。150mほど進むと、斜面がすっかりシラネアオイに覆われた場所に到着します。

    よく整備された、斜面に薄い紫のかわいい花がたくさん咲いています。高原の白樺林と緑と紫のコントラストは、とても素晴らしいものです。ともすると、笹に覆われてしまいそうな場所ですが、保存会の皆様の尽力でしょうか、シラネアオイが元気に育っているのが伺えます。群生地内は、遊歩道も整備されており、上側の道と下側の道が入り口付近と最奥部でつながっています。ぐるりと一周できる訳です。

    ここまでの登り道や斜面を歩く事で、体がぽかぽかと暖まり、一枚着込んだ上着をぬぐ頃には、群生地内を一周していました。下側から見上げる景色が迫力があって見応えがありますが、林間からのぞく野反湖の風景なども神秘的な雰囲気があり、訪れる事を強くおすすめできる場所です。

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